テキストを自分好みに改造する

今更過ぎて聞けない、テキストエディタの知識

テキストを自分好みに改造する

Vimならではの機能を最大限に利用する

さて、それではここから応用ともいえる話を少しずつしていこう。その前に1つ述べておくこととしては、VimはViのクローンとなっていることについては予めて説明したとおりである。だがクローンだからこそ、オリジナルにはない便利な機能、もしくは改善された機能というものが備わっている。だからこそ多機能であり、高性能となっていることも話したとおりだ。また自分なりにVimをこれまた違ったオリジナリティ溢れる操作が出来る、いわゆる自分だけの、自分にしかないVimをカスタマイズする事もいいところだ。大衆向けに作成されたソフトとなっているので大半の人がそれで十分だという人もいるだろう、しかし中にはどうしてもこだわりを持っているからこの機能を外すことは出来ない、なんて職人気質な人もいる。そうなると他の人は使用できない可能性も出てくるが、基本的に自分だけしか活用しないことがパソコンの醍醐味といえる要素なっている。

プログラムを製作すると、事前に設計図が決められているのであればそれに基づいて組み立てていかなければならない。過程として持っていくための手段は異なっていたとしても、結果は同一でなければならないのが痛いところだ。だがもしも全て自分で設計から考えているのであれば、自由自在に加工する事も楽しみではある。そんな加工という話で、まずは『テキストを選択して、加工する』について簡単に考察を加えながら話をしていこう。


目視で確認しながらテキストを選択できる

Vimには『ビジュアルモード』というものがある、これは先のViにはないVimならではのオリジナル機能だ。このビジュアルモードに滞在している時にはテキストを文字単位から、行単位、さらに矩形単位で選択することが出来るようになっているコマンドだ。ではこのビジュアルモードを使いこなせるようになったらどのような利点が生まれるのかだが、それこそ数字を頼りにして自由にテキストを選択することが出来るようになり、探す時間が思いがけないほどに短縮できるからだ。わざわざ行数を目視しなければならない眼精疲労を招くかもしれない重労働から解放される、そう考えれば是非とも覚えたいと思うだろう。

そんなビジュアルモードだが全部で三種類ある。その種類とは、

  • 1:文字単位で選択する『ビジュアルモード』
  • 2:行単位で選択する、『ビジュアルラインモード』
  • 3:矩形で選択する事が出来る、『ビジュアルブロックモード』

となっている。この三つのモードを上手に生かすことによって、テキストを選択して加工する作業へと移行することが出来る。補足説明として分かりづらいのは、3のビジュアルブロックモードかもしれない。簡単に説明すると矩形、つまりは長方形の範囲で文字を選択することが出来る機能という意味になる。


選択したテキスト加工について

選択できたテキストについての加工を行っていくとなったらまずやっておきたいこととしては、何といってもコピー&ペーストと削除の二つだ。基本的なことになっているが、操作として何気に重要な要素となっているので、練習あるのみだ。ここでも基本的な作業内容となっているので、学んでおくべき事はしっかりと学んでおかなければならない。

こうした加工について、Vimでは頻繁に利用するが通常のテキストエディタにおいて、矩形選択なるものはほとんど活用しない。しかしVimではそんな加工を活用しなければならないのだが、この選択に関しても学んでおけばこの上なく便利な機能となる。例えば横ではなく、縦で選択して加工しなければならないときなどはこの矩形選択は便利となる。だからこそ自由自在、いわゆる背中を刺されて届かないときにあったら便利な孫の手のごとく、あれば越したことはないものだ。ビジュアルモードとして活用するのに必要な機能として上手に活用したい。

ビジュアルモードを使いこなせば出来ることも増える

この各ビジュアルモードを遺憾なく活用する事が出来れば、プログラミング作業のあらゆるところに応用することが出来る。例としてあげると、

  • 1:コメントマークの付け外しが楽になる
  • 2:複数行に渡る、インデントも一発で処理することが出来る
  • 3:まとまったテキストを置き換えたり、さらに選択範囲に指定したところの文字数をカウントすることも出来る

などといったことも非常に簡易化することが出来る。複雑な操作をすることになるプログラミング作業においてこの上ないものとなり、操作を高速化することによってますます手馴れた効率効果をもたらすことが出来る事は、とても利点だ。


設定ファイルも自分好みに

Vimについてこれまで話をしてきたが、ここから更に独自性の強い話をしようと思う。それは設定ファイルを自分好みにカスタマイズする、つまり自由に動作を操作できるようにもなれる。その進化を堪能するためには、意外なところで個性を生かした自分ありのアレンジを施していることで実現可能となっているのだ。Vimは様々な部分の動きを自由に設定することが出来るようになっており、自分がいつも編集しているファイルや、よく利用する操作を自分なりに操作を簡単にすることも、高速になるための秘訣となっている。設定を変更すると最初は中々なれないかもしれないが、それで自分が今までこなしていた作業が簡単になれば越したことはない。

どういったところを自分なりにカスタマイズするのかというと、それはキーボード操作に関してだったり、はたまたマウス操作についても手を施すことが出来る。また検索機能を充実させるために、入力したキーワードを完全一致するものを探すため、『インクリメンタル検索』というものを設定するといい。これはキーワードの入力を待たずして文字を入力するだけで、その度に検索機能が起動するものだ。中々見つからない対象を探し出す際に、これほど便利なものはない。

また『シンタックスハイライト』という、コードを書いている時に言語の文法に応じて変数宣言や関数といった部分を色分け表示させることを可能とする機能も使いこなすことによって、より見やすくなる。またショートカットキーを普段から利用しているものを採用したり、また言語機能を日本語対応にしておくことも手段の内だ。やり方次第で自分なりに出来上がったVimで、あんなことも出来て、こんなことも出来るのに、完成速度は短縮されるという夢のような瞬間を体感できる。是非とも味わって見たい瞬間だ。

言語開発

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